コメッセージ269号   2018年10月号

ゴーーーーー、ガタガタガタ.......グワーン、ヒューーー、ガーーーーーーっとなんとも表現できない超猛烈な風が先月5日深夜2時ごろ吹いていて家が飛ばされそうな勢いです。

その轟音と外の作物、建物の心配でまんじりともできない夜をあかして早朝、外の景色を見てそのひどさに改めてガックリときました。

我が家のシンボルツリーとして子ども達の幼い日に家族で並んで記念撮影をし、長年子ども達の成長を見守り続けてきたであろうニセアカシアの大木が根っこからひっくり返っています。

その他にも防風林代わりに亡き父が植えた直径20~30cmはあろうかというトウヒの木々も10本以上根こそぎ倒れています。

施設に目をやると2棟のビニールハウスの骨がグニャグニャに曲がり、張っていた新品のポリフィルムがズタズタに裂けた無残な姿になっています。

直売所向けだけの野菜類を作っていたさほど大きくないハウスでしたが、2棟とも建て替えなければならないでしょう。

当然生き残った中の作物もこれから寒さがきつくなってくると収穫は望めなくなります。

そしてさらに悪いのは電話とネット通信用の光ファイバーの線が倒木によって断線してしまったことから、会社の電話が不通になってしまい復旧するまで実に2週間も要してしまいました。ただ不幸中の幸いだったのは半月後にも収穫が始まろうという稲の倒伏がほとんど無かったことで、そのことが気持ちの落ち込みを相当減らしてくれたように思います。

 そして明くる日の未明、午前3時すぎにその時は突然にやってきました、胆振東部地震です。

前日の悪夢のような夜と重なるようなグラ、グラ、ガタガタガタ.......すわっ.....こりゃ地震だ!.....当地北広島は震度5だったということですが私の人生で初めての経験でした。

これまで震度3が最大でしたからここ北広島は地震については心配無用とたかをくくっていたわけですが、そうした慢心も一瞬に砕かれてしまいました。

幸いにこれといって家の被害もなく慌ててテレビをつけると震源は厚真町で震度7という......と、ほどなく家中の灯りやテレビがブツっと消えてしまったではありませんか。

このとき北海道中が停電(ブラックアウト)状態になり、我が家が復旧したのは実に43時間後のことでした(冷蔵庫の電源、スマホの充電は小さなエンジン発電機で間に合わせました)。

 しかし64年の人生でこれほどの災害(+人災)に二度も、しかも一日しか間を置かずに見舞われることなんていったい誰が想像できるでしょう?

台風は九州や関東から西の太平洋側、地震は日本の北海道から南は九州の太平洋側.....なんて勝手に思い込んでいて、自分にはこれといった危機感、リスク回避の備えもありませんでした。

全道で長時間にわたった停電は、それでも数日のうちにとりあえずは復旧しましたが、情報も物流も、そして人の流れも全て電気エネルギーによるグローバルなネットでつながる社会(電気がなければ何もできない)にとても多くの教訓を残してくれたようです。

 あれほど物に溢れていたスーパー、コンビニから食品を中心に棚がガラガラで、ガソリンスタンドには燃料を求めて長蛇の車列......なにもかもが非日常のなか私達にもたらした最大の教訓は“日々のなにげない暮らしのありがたさ”だったのかもしれません。


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