コメッセージ247号   2016年12月号

ジリリ〜ン、ジリリ〜ン.....着信欄を見ると、おっ、グループホームからだ。

あれ、またじいちゃん(父)に何かあったかな?と慌てて出ると、担当のUさんから「息子さ

んですか、実はお父さんの歯がとれてしまって、朝、ベッドの枕の脇に落ちていたのですが、

医者に行った方がよろしいかと思うんですけれども....」とのことです。

あぁ....歯かぁ....とそれを聞いてまずはホッとしました。

 今年4月より父が入所している認知症対応グループホームから週に1度ぐらいは電話があって、

ほとんどが上記のようなさほど難しくない健康状態についてのことなのですが、本当にドッ

キリさせられることもたまにありますので、話の内容を聞き終えるまでなかなか心穏やかという

わけにはいきません。

施設の運営上、入所者に何かあったらたいへんということで逐次、家族には報告するようなこと

にはなっているのでしょう。

入所してから一月も経たない頃、呼吸機能がかなり衰えているので、ちょっとした風邪や誤嚥が

引き金になって重篤の状態になりかねませんから十分注意するようにと施設かかりつけのお医

者さんから言われたときには、「えぇっ!」っと思わず絶句したこともありました。

やっと入所できてやれやれと思った矢先、これで父も残された余生を安寧な生活で過ごす事がで

きると思っていたのに、車椅子と人工呼吸用のボンベのお世話になるような入院も覚悟しなけれ

ばならないと言うのです。

 現在の日本は超高齢社会で介護施設がそこかしこに見受けられるようになりました。

父のお世話になっている施設は4月にオープンしたばかりの定員18名の小規模なグループホー

ムです。

新しいだけに綺麗で清潔、暖房も行き届いて日々の生活はとても快適だと思われますし、ヘルパ

ーの方々もとても優しく接してくれますので安心して任せられるのですが、この頃頻繁に介護に

係わる悲しい事件がTVニュース、新聞紙上に出ています。

とりわけ費用負担の重さから施設入所すらままならず、家族が共倒れ、そして崩壊してしまうと

いうのはまさに悲惨の極みで、国はもっと何とかできやしないかと考えているのは私だけではな

いと思います。

私どもも父の国民年金、農業者年金だけではハッキリ言って7割ほどしか利用経費を賄えませ

んから、本人の貯蓄の取り崩し分を足して帳尻を合わせているというのが実際なのです。

 

 今国会では年金法改正の審議がされていますが、現役の掛け金負担世代に支給する年金を維持

するため受給者達にはこれから減額しやすくするとのことのようです。

高度成長、好景気時代の年金の大盤振る舞い、そして基金を元手に赤字垂れ流しの箱物建設に明

け暮れたツケがド〜ンと回ってきたかに思われます。

首相肝入りで運用を始めたリスクの高い株への投資も吉と出るか凶と出るか?......。

でも、父母のたどった青壮年時代のとんでもない労苦を思えば年金受給額は少なこそすれ、十分

に報いているとは到底言えないでしょう。

 1月、母の他界に始まったこの一年を締めくくるには幾分重い話になりましたが、来年は軽や

かに羽ばたける年にすべく家族一同努めて参りますので宜しくお願いいたします。

 

 


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