コメッセージ271号   2018年12月号

ガ〜ン!.....ゴ〜〜ン!!ガ〜〜ン......えっ!日産のゴーン会長が逮捕されたって....。

そのニュースが飛び込んできたときにまさかそんなことってあるわけないだろう、最近よく言われるところのフェイクニュースの類かと思ったのは私だけではないと思います。

我々庶民にとっては想像を絶する半端ない役員報酬をとり、世界各地に自分専用の超高級住宅を持ち、親族にもいろいろ便宜をはかっていたといいます。

逮捕の容疑は報酬に対する脱税が一番のことらしいですが、その他提携協定下にあるフランスの大企業自動車会社ルノーや三菱自動車を巻き込んでの国際的、政治的部分があり、より複雑怪奇、深い闇の中にどんなことが出てくるのか?

 経営危機に陥った日産に鳴り物入りで迎えられコストカッターの異名そのままの辣腕ぶりで、見事経営再建させたという事実を真実として多くの日本人は彼を高く評価していたと思うし、私もその一人ではありました。

しかし日産は再建に1000億円規模の国からの公的融資を得ながら一方で2万人以上もの人員削減、工場閉鎖、下請け中小企業へのコスト削減要求などを行い、この再建劇の裏にはどれほどの痛み、苦しみ、嘆きがあったことか想像に難くありません。

自動車産業では年間2~300万円ほどの給料でいったいどれだけの人が不安定な雇用実態(期間工、派遣など)で働いているのか、仮にゴーン氏の全報酬25億としても250万円の人だったら単純計算で1000人分にもなるじゃありませんか。

それが高いか安いかはいろんな見方、判断があるところでしょうが、それよりも所得を超過少申告していたことが本当ならば極めて残念と言わざるを得ません。

そして天下の公器ともいうべき会社、しかも日本でも指折りの大会社を報道のごとく半ば私物化していたのであれば、これまた許されるべきことではないと思います。

 日本で経営者、社長?というと私はいささか古いですが松下幸之助、本田宗一郎、そして映画“男はつらいよ”の印刷屋、たこ社長を思い浮かべます。

小さな町工場を名だたる大企業に育て上げた屈指の社長といつもグチばかりで金策に走り回っている極小零細企業の社長ですが、能力、規模の違いを超えて共通点もあると思います。

その最たるものはやはり社員を家族同様大切に思っているということではないでしょうか、すなわち社員あっての会社で社員の幸せを実現させてあげるのが社長の一番の使命であり、ひいては地域づくりへの貢献にも結びつくことになります。

社長の社員への幸せづくりにおける使命感が強ければ強いほど会社も強く大きくなっていくように思われるのですが......甘いですかね ?

 現在は人、物、金が国境を越えて世界中漂流しているグローバルな時代です。

ネットで世界中がつながってはいますが何が真実で、何がフェイクかバーチャルか、情報氾濫と価値判断の多様化で右往左往して生きなければならない我々は紛れもない弱者であって、大方のグローバル大企業の経営者にしてみればあんた達のようなちっぽけなつまらん人間の相手をしている余裕も暇もないという強者の立ち位置で、時の権力者や会社への資金提供者(大株主)、そして自らへの報酬を優先させているのが本当のところじゃないでしょうか。

所詮、力も能力もない弱者の遠吠えと思われても仕方ないかもしれませんが「一寸の虫にも五分の魂」ということもありますので、私はこれからもそれで生()きます。


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