コメッセージ282号   2019年11月号

先月10月は今年の国内10大ニュースになるような事がてんこ盛りでしたね......消費税増税、天皇陛下の即位礼正殿の儀、ラグビー日本代表のW杯ベスト8、台風1921号の甚大な被害.....

この4つは間違いなく入りそうではありますが、ほかに東京オリンピックマラソンが北海道札幌で開催?と道民には絶対に外せないこともありました。

これだけビッグな話題があると逆に何をテーマにしようかと迷ってしまいますが、私にとって最も身近にそして最も喫緊の課題と目される19号の被害から考えておくべきことを書きます。

 タカシマファームのある所はホームページに詳しくあるように石狩平野の一角、千歳川のすぐそばにあり海抜は6mほどで何世代かに渡り過去100年ほどの間には幾度も氾濫の被害を受けてきました。

ですから近年立て続けに起こる想定外という豪雨の深刻な被害については人ごとではなく、我がこととして命に関わるであろう避難計画、経営上のリスク回避の方策立案など社長以下家族みんなで決めておかなければなりません。

もし千歳川本流や支流の輪厚川、裏の沢川などの堤防が決壊したら田畑、住宅はもとより作業場(ライスセンター、精米所、籾貯蔵庫、機械格納庫)も全部4~5mは水没してしまいます。

本流沿線に6カ所もの巨大な遊水池がほぼ完成したことで危険性はいくらか低減したとはいえ近年の時間当たり100mmとか日雨量500mmなんていうのが普通になって、もし仮にこの地でそれだけ降ったらひとたまりもなく、今回の被災地のようになる恐れは十分にあります。

当ファームのように直売主体で営農しているものにとって、生産物(お米)が出荷できなくなるということは金銭的なことに加えていかに自然災害とはいえこれまでコツコツ築きあげてきた信用、信頼にもキズをつけて経営的にも数年に及ぶ長期の取り返しのつかないダメージを受けてしまうことに繋がりかねません。

 今回の被災の報道を見ていて、8年前の東日本大震災と原発事故に遭い避難して再建の足がかりがやっとできたその地で再びこの水害に見舞われたという人が出ていました。

「もう、あきらめだわ.....」と言う表情にはこれ以上失うものは何にもないという、もう我慢ではなくとてつなく大きな空虚感、そして居直り、どうにでもしてくれといった捨て鉢.........複雑、微妙な心の内が感じられます。

こんなことに負けてたまるかという気負い、意気込みは失せ悲しみを遙かに通り越してしまった嘆きをマイクの前で押し込めてしまう......私だったらどんな表情で何を言うだろう?.....。

 息子(6代目)夫婦とその子供は今、町の比較的高いところのアパートにいて近い将来私の家をリフォームして入ろうかという計画もしていたのですが、危険性を考えると新たにもっと高いところに居を求めた方がいいように思いますし、作業場もせめて収穫物だけでもなんとか助ける方途を考えその手順を明確にしておかなければならないでしょう。

今後6代目が取り組まなくてはならない大きな課題となったことは間違いありません。


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