コメッセージ231号   2015年8月号 

なんだあれっ!....
先月半ば早朝田んぼの見回り中、田の中に異常にこじくれ、萎縮して縮こまった株を多数発見し、あわてて株を引っこ抜いてみるといとも簡単にスポっと抜けるではありませんか。
何かの病害には間違いないのだけれど、単なる根腐れなのか害虫の仕業かはたまた伝染性の病気なのか?....それにしても異常株の出方がバラバラで良くわかりません。
とっさに2009年のイモチ病大発生のことが頭をよぎり、もし伝染性の病気であればたいへんなことになりますので何本かの異常株を取って息子に見せましたがあまり気にしてない様子.....オ〜イオイオイオイ......とにかく大事をとってまずは農業改良普及センターに診てもらうことにしました。
その結果、センターのI氏によれば6月3日の大雨で植えて間もない苗が冠水し、泥水を被ったことによる一種の生理障害だということです。
ですから病気が広がる危険性はないから大丈夫ということでまずは一安心でしたが、私にとっても今回のこの時期の大雨は初めての経験だっただけに、このような形で障害が出てくるのは予想できませんでした。
この頃は息子が田のほとんどの管理作業をしており、久しぶりに見に行ったら異常株の出現でびっくりということです。
殺虫殺菌剤を使わない米作りゆえ、今年の天気が本州の梅雨とそっくりにジメジメ蒸し暑い日々が多いので余計に病害虫の発生が心配されるところで、息子には情報の共有を図るため田の様子を良く見て、手遅れにならないよう伝えて欲しいとは思います。

 ところでTPPの交渉は大詰めを迎えているようですが、こちらにはほとんど情報が寄せられていない中で、コメの輸入枠を新たにアメリカとオーストラリアだけに7万トン程度設けるという話が出てきました。
コメは聖域とか言いつつフタを開ければ結局こういうことになっているんですよね。
アメリカはこれでも不満で何倍もの枠をよこせと強行姿勢で臨んでいるようですが、わが国政府の言い訳が目に見えるようです。
すなわちアメリカの要求をハネ返し何分の一かにしたんだから良かったべ.....と。
皆さんは昨今のコメの小売り価格を知っておられることでしょうが、需給が緩いこともあって無茶苦茶激安となっています。
しかし大手米穀卸業者が倒産ということもきかないし、逆にこれだけ安くてもなにがしかの利益を出しているようです。......ということは
我々生産者がかつてないほどの低い生産者米価に甘んじているということになります。
そしてその上のTPPですからわが国農政には呆れ果ててもうなにおか言わんやです。
民主的国家における人々が生きる上での最低限で最高の規範である憲法、そして主食
の地位を小麦主体の西欧食に明け渡し一般国民、農民の心から離れつつあるコメ、ともに今、まさに危機的な状況ではあります。

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