コメッセージ238号   2016年3月号

1月に母が他界したことは前月号でふれましたが、日が経つにつれ日々生活が日常に
もどりつつあります。
うちはお米の生産、販売で成り立っているわけで、毎日の食生活でお米を購入の皆様に
は絶対に迷惑をかけるわけにはいきませんから、まずは無事に乗り切れたことにホッと
しています。
ちょうど米農家にとって1月から2月ぐらいまでは外の農作業(仕事)が除雪ぐらいで、
大方の農家は休養やアルバイトに当てている時期でもあります。
ハッキリ言って「本当にこの時期で良かった、ありがとう.....」と写真の母にはいつ
も感謝をしつつこの言葉をかけています。
  というようなことで突然に主のいなくなった隣の母屋の片付けもできるかぎり冬の間
にやった方がいいだろうと、もっぱら家内と次女、市内に住む私の妹らが遺品、家財家
具の整理、ゴミの仕分け処分などに奮闘しておりましたが、昭和ひとケタ夫婦の性とで
も言いましょうか、とにかく出てくるは出てくるは.....大事にとってあって捨てるに
捨てられなかった物の山です。
子どもから青年、40歳台くらいまで物のない質素な農家暮らしから一転して高度成長、
バブル期の大消費時代にどっぷりと浸った世代ですよね。
高価ではない置物、飾り物の類、ほとんど使用しなかった鍋、食器、新品同様の洋服や
袖も通してないような着物、寝具、古くなって使用していない家電製品、アルバムにも
貼ってない写真、旅行や孫たちのビデオテープ、古く黄ばんだ大量の書類、......。
それぞれが当人方にとってはとても思い入れのあるものだったのは間違いないのですが、
初めは私も、ある種の感慨に浸ったりしてのそのそと片付けていたものの、これではと
ても追っつかないということでいつのまにか書類など中をほとんど見ることなしに捨て
るようになってしまいました。
 ところで認知症で施設暮らしの父には週に2回ぐらいは家族の誰かが面会に行ってい
ますが、着実に症状の進行が見受けられるようです。
当初は私の顔を見るなり帰りたがって私も後ろ髪引かれる思いだったのが、この頃はそ
うしたそぶりをほとんど見せなくなり意味ある会話もできないようになってきました。
施設が我が家というような感じになってしまったのでしょうか.....私のことは息子と
理解はしていますがそれもいつまでのことになるのでしょう。
昨春まで私のことを叱ってくれた父はどこへ行ってしまうのでしょうか......。
 昨年暮れまではなんだかんだ言っても老夫婦二人で暮らしていた隣の母屋、40年以上
経ちましたが3年ほど前リフォームし母にはこれからという思いもあったはずです。
確かに老老介護の厳しさはあっても63年連れ添った相方との絆はそんな簡単なものでは
ないのでしょう。
父には49日の法要後,春のお彼岸前に母のことを話そうと思います。

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