コメッセージ239号   2016年4月号 

「安心してください!父の入るところが決まりましたから」....

ちょっと古い安村のギャグがすぐに浮かんでくるような、これを書いている今、そんな心持ち
でいます。
認知症で仮の落ち着き先であった老健〈介護老人健康施設〉から、市内の私どもより車で5,6
分という近距離にできたグループホーム(認知症対応型共同生活介護施設)にとりあえずこの
4月より入所できることになったのです。
母の入院と同日、父は緊急の落ち着き先として以前より利用していたショートステイの施設に
お世話になり、続いて3ヶ月程度の長期受け入れが可能な上記の老健施設に移っていたわけで
すが、この度やっと最終的な落ち着き先が決まった次第です。
 今回のことで認知症のこと、介護のこと、とにかくその大変さをいろんな面で実感すること
ができました。
まず、施設には多様な形態があること、デイサービス、ショートステイ、老健、グループホー
ム、特養.....ケアマネージャーの方のお世話になりながらひとつひとつその内容、現場
の様子がわかりましたし、実際にメンタルクリニックでの専門医の診察に立ち会うこともでき
介護度の認定の進め方もわかりました。
入所が決まるまで実に4カ所のホームに申し込みをしていたわけですが、どこも入所申し込み
がいっぱいで、いつ自分の番が回ってくるのか見当もつかないということで仕事柄、春以降忙
しくなったらどうしようかといった心配、さらに月に14,5万円はかかる費用、当然父一人の
年金では足りないですからその手当のこともありました。
一番辛かったのは、父の様子の変わり方で無気力さと認知の度合いが進行しているというこ
と、父らしさが徐々に失われていく姿に接しなければならないという寂しさです。
 
 ところで介護にまつわるニュースと言えば徘徊老人の電車事故訴訟やら、施設職員による虐

待、死亡事故等、毎日のように見受けられます。
電車事故では遺族の保護監督責任が問われず勝訴により損害賠償の責任がなくなりましたが、
逆にその責任が認められた時には賠償しなければならなくなるという、ある意味自宅介護家族
にとっては厳しい判断が下されたやにも思います。
また職員による虐待については、実際に施設を拝見したときいくら仕事とはいえ日々のストレ
スは相当なものがあると思いますし、せっかく資格をとって仕事についても給料や待遇の面で
辞めていく方がとても多いと聞きます。
政府は介護離職ゼロとかきれい事言ってますが私の親戚でも親の介護で早期退職を余儀なく
された者もおりますし、保育待機児童問題と合わせて一億総活躍社会を目指すのであれば喫緊
の課題として何とかしてくれと言いたくもなります。

   "年寄り叱るな、己が行く道"と言う言葉があります。
これまで老い(介護)と死について自分はあまりに知らなさすぎた、そして父母をぞんざいに
扱ってきたことが多かったと何となく悔やまれるこの頃ではあります。

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