コメッセージ272号   2019年1月号

謹賀新年  平成31年(2019)元旦

例年新年1月のコメッセージは当ファームの家族それぞれの今年一年の抱負を載せておりましたが、昨春経営移譲を行いこの文面を記していた浩一に代わり良平が社長を引き継いだことから、今年は浩一視点による抱負の表現、記述はもうそろそろいいんじゃないかということにして、いつものタカシマファームや地域を取り巻く話題、そして日本、世界の時事ネタなどをテーマにした内容で始めたいと思います。

 とりあえず今年4月までは平成ということで31年の幕開けに際しまずは嬉しい話から.....昨年12月に良平夫婦に長男が誕生しました!!

平成28,29年と両親を続けて失い、また娘が結婚で嫁ぎ寂しくなっていく中での赤ちゃんの誕生は本当に無条件に嬉しいもので、彼岸の国で亡き両親もどれほど喜んでいることか。

元気に生まれて来るまではやはり心配もありましたが、おくるみにくるまれてすやすやと眠っているその小さな体を抱くと、なんとも癒され、ふつふつと愛おしさが沸いて来るものですね。

ジジ?でさえこんな感慨を持つのですから生んだ当の母親はいったいどんなんでしょう!

高嶋の家にとっては初代の北海道入植から孫は7代目になりますが、戦後生まれの私からは長男は家の後を継ぐなんていう価値観が全く無い時代になって、それこそ職業選択や居住、結婚の自由、近年はLGBTの認知と許容など社会の有り様が180度変わってしまいました。

ですから仮に7代目とは言っても将来を決めるのは本人ですし、これからの社会や環境、国際情勢の変化でどんな時代がやってくるのかとんと見当もつきません。

私があとを継いで就農してからの40数年間に農業技術は格段の進歩を遂げ、農業は安心安全な産物の生産だけではなく加工、流通、販売などの他分野への進出と連携、外国とは協調しつつとは言いながらも熾烈な競争がごく当たり前の姿に変わってきています。

私の住む地域も高齢化と離農、そしてなにより個々の共同体意識の低下によって町内会の存続すら危ぶまれる事態になってきています。

現在の日本では曲がりなりにでも民主主義が機能し、国民は個人の尊厳、平等、人権が唱われている法律(憲法)のもとに暮らしています。

今年退位される天皇陛下は誕生日の記者会見で「平成の時代は数多くの自然災害に見舞われ辛く苦しいことも多かったけれども、戦争がなかった時代として30年間を終えようとしていることに心より安堵しています」とお話にはなりましたが、私達が当然のように毎日食べ、眠り、働くことができたのは民主的な法治国家でしかも戦争をしなかったことがなによりのことだったと思いますし、私が農業を職業としてやりがいある充実した人生を送られたのもそのおかげが第一番だったと思っています。

他の人々を尊重しつつ自分なりの人生を全うできる社会、そしてそれを保証する自国の体制を平成以後も維持しなければなりません。

 生まれたばかりの孫は今の平均寿命からいくとあと90年ぐらいは生きるでしょう。

自ら決めた己の人生を送ることのできる社会を彼に残さなくてはならない....小さな3kg少々の命を抱きながらそんな感慨を持った一年の始まりとなりました。

終わりになりましたが今年の皆様の幸多からんことを心よりお祈り申し上げます。


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